2018年12月25日火曜日

OpenSSL1.1.1(TLS.1.3対応版)のビルド

【ビルド環境】
Visual Studio 2008 SP1

【準備】
1) Perlをインストールする。
ダウンロードリンク例:https://www.activestate.com/activeperl/downloads
2) NASMをインストールする。
ダウンロードリンク例:http://www.nasm.us/
3) NASMのインストール先フォルダを、環境変数の「Path」に追加する。
4) OpenSSLのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードリンク例:https://www.openssl.org/source
5) OpenSSLのソースコードを解凍する。
解凍先例:C:\openssl-1.1.1a
6)OpenSSLコンパイル先フォルダを作成する。
コンパイル先例:C:\openssl\win\x86

【ビルド手順】
1) スタートメニューから「Visual Studio 2008のコマンドプロンプト」を起動する。
2) cdコマンドでOpenSSLのソースコードのフォルダへ移動する。
コマンド例)cd c:\openssl-1.1.1a
3) perlのコマンドを実行する。
コマンド例)perl Configure VC-WIN32 --prefix=C:/openssl/win/x86
4) nmake installを実行する。

参考サイト
ビルド時のコマンド
https://www.sumirelab.com/docs/tech/windows-%E3%81%A7-openssl-%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A1%E3%83%A2/

生成物について
http://lfsbookja.osdn.jp/svn-sysdja/chapter06/openssl.html

OpenSSLのTLS1.3の調査のまとめ

■OpenSSLがTLSv1.3のサポートを開始したバージョンは?
OpneSSLv1.1.1からTLSv1.3のサポートを開始しています。
OpneSSLv1.1.1のリリース日は、2018/9/11

OpenSSLの公式ブログ
https://www.openssl.org/blog/blog/2018/09/11/release111/

■OpneSSLv1.1.1のバイナリファイルの入手方法?
OpenSSLの公式サイトは、バイナリファイルは、公開されていません。
バイナリファイルを入手するには方法は主に2通りあります。

・1個目の入手方法
OpenSSLの公式サイトから対象バージョンのソースコードをダウンロードし、自前でOpenSSLをビルドする。

・2個目の入手方法
サードパーティがインターネット上で公開しているバイナリファイルをダウンロードする。
サードパーティのOpenSSL関連バイナリファイルダウンロード先
https://wiki.openssl.org/index.php/Binaries

■1個目の方法(自前でOpenSSLをビルド)のフィジビリテ確認
OpenSSLv1.1.1のソースコードをダウンロードして、ビルドを行ないました。
ビルドは成功しました。
OpenSSLv1.1.1のビルド手順をまとめたものを以下に格納しました。
https://promise-redmoon.blogspot.com/2018/12/openssltls13study.html